片岡コレクション研究会
Forschergruppe: Kataoka-Sammlung
[第二十七回定期講演会]
日時:2026年9月19日(土)17時(日本時間)/10時(ヨーロッパ中央時間)からオンライン開催
講演者:小関寿樹弥
テーマ:「日本出張吹込み ― 120年前の録音技師の移動記録から復元するレコード文化史(仮)」
研究会紹介
片岡コレクション研究会は、国際交流基金による支援のもと2020年12月から2021年2月にかけてボン大学日本・韓国研究専攻が主催したオンラインワークショップ「日本研究における史料としてのSPレコード」での成果を踏まえ2021年7月に発足した研究会です。
ボン大学所蔵の片岡コレクション(活動弁士・片岡一郎氏が収集した戦前活弁レコード約4.000枚を中心とするコレクション)の具体的活用を念頭におきつつ、レコードの史料利用のための理論的方法論的基盤の整備や、レコードに関する、またはレコードを使った研究の発表の場としてレコード研究全般に資することを目的としています。(詳細は設立趣意書を参照)
研究会には、研究機関所属の研究者、図書館・博物館関係者、音楽やレコード専門家からレコードと密接な関係をもつ芸能関係者にいたる、様々な分野の方々が参加しています。また会事業は地理的な制約のないオンラインで行っており、日本の関西、関東、九州にいたる幅広い地域のみならず、アイルランド、台湾、ドイツ、ベルギーなどから会員を得ています。
当研究会ではこうした多様な専門的背景と関心をもった会員同士の交流を幅広く促進するため以下のような事業を企画・実施しております。
- 二か月に一度の定期講演会の実施(原則として奇数月第三土曜日)
- 読書会、資料紹介や講読、片岡コレクションなどの音源を聴く会といった諸々の不定期イベントの実施
- 年に一度の報告書(予稿集+活動経過)発行
研究会が実施する事業への参加は会員の方に限定しておりますが、会員登録および参加は無料となっております。会員登録にご関心のある方はボン大学日本・韓国研究専攻内に設置している研究会事務局(kataoka@uni-bonn.de)まで会員登録ご希望の旨をメールでご連絡ください。会員リストに登録させていただきます。
これまでの活動と今後の予定
2026年5月16日第11回レコードを聴く会
テーマ「児童レコード」
大西秀紀
御伽歌劇「ドンブラコ(桃太郎)」北村季晴及初子、帝国劇場オペラ及オケストラ部員(アメリカン 2386ー2395)、大正2(1913)年8月発売
京谷啓徳
お伽歌劇「目無し達磨」(佐々紅華作詞並作曲・奥山貞吉編曲)柳田貞一・飯島綾子・三好久子、三味線・ピアノ・ヴァイオリン・鳴物伴奏、(リーガル 65655-A/B)
童話唱歌「茶目子の一日」(佐々紅華作詞並作曲)平井英子・高井ルビー、 伴奏 (日本ビクター管弦楽団(ビクター 50681-A/B)
漫画映画版「茶目子の一日」西倉喜久治作画、レコード・トーキー 、協力映画社、昭和6年
2026年3月28日第26回定期講演会
エマニュエル・モンテニィー
「児童中心主義から愛国主義まで―高島平三郎、田辺久雄、野口雨情による児童音楽・童謡の言説―」
2026年1月24日第25回定期講演会
長谷川怜
「録音された満洲―演説・浪曲・ドラマ・観光案内」
2025年11月15日第10回レコードを聴く会
テーマ「輸入映画の弁士レコードを聴く」
2025年9月27日第24回定期講演会
長門洋平
「フィルム式トーキーという録音媒体――サイレント映画末期から『マダムと女房』へ」
2025年7月19日第23回定期講演会
山城秀之
「街頭紙芝居とSPレコード」
2025年5月17日第22回定期講演会
仁井田千絵
「弁士とラジオ――レコードとの比較、実況/ライブ性の観点から」
2025年3月15日第9回レコードを聴く会
テーマ「里見義郎の弁士レコードを聴く」
上田学/片岡一郎/毛利眞人/湯川史郎
「映画説明 第七天国」松竹座管弦団伴奏(ニットー 2827/2828)
「映画説明 文芸映画 椿姫」選曲指揮 西口猛、松竹管弦楽団伴奏(ニットー 2687/2688)
「映画説明 海賊 (ブラツク・パイレート)」松竹管弦団伴奏(ニットー 2306/2307)
「映画説明 ウフア―特作映画 悲歌」伴奏松竹座管弦楽団 (オデオン U2115/U2116)
2025年2月1日第21回定期講演会
今田健太郎
「和洋合奏:伝統の継承か、新しいサウンドか(仮)」
2024年11月16日第8回レコードを聴く会
テーマ「和洋合奏」
2024年9月21日第20回定期講演会
入倉友紀
「SPレコードから考える日本映画界とレコード/ラジオ業界の関わり」
2024年7月20日第19回定期講演会
小関寿樹弥
「レーベル研究視点のパテ日本出張吹込盤」
2024年6月15日第7回レコードを聴く会
テーマ「レコードで戦争を聴く」
2024年5月18日第18回定期講演会
小松弘/片岡一郎
「戦争とレコード — 日露戦争を中心に」
2024年3月16日第17回定期講演会
アウレル・バーレ
「1910年代における日本のレコード会社とインドとの貿易:シェラックと蓄音器・蓄音器付属品のケース」
2024年1月20日第16回定期講演会
大西秀紀
「国勢調査とレコード」
2023年12月9日第6回レコードを聴く会
テーマ「演説レコード」
2023年11月25日第15回定期講演会
伊藤智央
「戦場においてレコードを聴く/聞くということ—アイデンティティをめぐるせめぎあい」
2023年9月16日第14回定期講演会
毛利眞人
「幻のレコード 検閲と発禁の『昭和』」
2023年7月15日第13回定期講演会
上田学
「サウンド映画以降の地方の弁士—東北と関西の事例から」
片岡一郎
「音声メディアと活動写真弁士」
小松弘
「文献を通じての、日本における初期ラジオ番組」
2023年6月17日第5回レコードを聴く会
テーマ「映画関連のSPレコード」
2023年5月20日第12回定期講演会
京谷啓徳
「レコードスリーブの図像学ー九州大学総合研究博物館田村悟史コレクションよりー」
2023年3月18日第11回定期講演会
大久保真利子
「歴史的音源所蔵機関ネットワークの活動展望と課題(仮)」
2023年1月21日第10回定期講演会
木村源知
「太平洋戦争下に日用品の材料として利用されたレコード盤 ―実物資料の発掘と分析―」
2022年12月10日第4回レコードを聴く会
テーマ「女性の声」
2022年11月26日第9回定期講演会
山內文登
「植民地期朝鮮・台湾のレコード産業 ― 帝国的連環の視座から」
2022年9月17日第8回定期講演会
毛利眞人
「映画館の管絃楽と和洋合奏〜松竹と日活を中心として〜」
大西秀紀
「映画館で流れた音」
2022年8月27日第3回レコードを聴く会
テーマ「活動レコード」
2022年7月16日第7回定期講演会
谷口紀枝
「新派映画の音 ―草創期の映画常設館においける女性の声について―」
2022年5月21日第6回定期講演会
片岡一郎
「映画説明レコードから見る芸能の地域性」
湯川史郎
「活弁レコードについてメディア史から考える」
2022年4月23日第2回レコードを聴く会
「地雷火組」K-ATS-2086-00
「浪花女」K-TE-N483-00
「マノンレスコオの唄」K-V-50321-00
「映画物語泰西名映画説明レビュー」 K-COR-60025
2022年3月19日第5回定期講演会
上田学
「活弁SP レコードと無声映画興行の関係について」
小松弘
「私は女王様の小姓だったあるいはSP レコードを利用した映画は何を我々に残したのか―ゴーモンの場合―」
2022年1月29日第4回定期講演会
柴田康太郎
「映画館の音楽とSPレコード」
2022年1月8日第1回レコードを聴く会
「片岡コレクションの映画関連レコード分析」
2021年11月20日第3回定期講演会
毛利眞人
2021年9月18日第2回定期講演会
鈴木三智子
「レコード販売目録に音の歴史を読む」
2021年7月17日第1回定期講演会
毛利眞人
「レコードアーカイブの最新動向」
京谷啓徳
「楠弘葉こと、楠五郎こと、楢崎五良のこと:私はいかにして活動写真弁⼠・楠弘葉に出会ったか」
(文責:片岡コレクション研究会事務局)
連絡先:片岡コレクション研究会事務局 (ボン大学日本韓国研究専攻内)
メールアドレス:kataoka@uni-bonn.de
住所:
c/o Abteilung für Japanologie und Koreanistik
IOA, Universität Bonn
Brühlerstraße 7
53119 Bonn
Germany
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